COMITIA124お疲れ様でした。
鬼村です。
本来であればイベント前に告知するべきだったのですが、
私生活が忙しくすっぽかしてしまいました(
イベントはもう終わってしまいましたが、下記書店で委託販売をしていただけるとことになりました。
イベントのときに気づかなかったけど興味のある方は、ぜひこちらからご利用ください。
サンプルはpixivに上げています。こちらをご覧になってください。
黄昏のクアエシトール サンプル by おにむら on pixiv
さて、ここからは今回の本の裏話です。
黄昏のクアエシトールはご存知の方はあまりいないと思いますが、
Twitterでモーメントにまとめた漫画を修正してエピソードを追加したものになります。
思いの外自分の中でピタリとハマったので、シリーズ化したく手を加えたのが今回の本です。
長く描くことを想定して、自分の中でストレスが低い造型にしたく、アインスの見た目はガラッと変わっています。
主に上着と髪の毛が。
長く描くにあたって、シナリオ構成も低コストなものにしています。
今まで漫画を描く時は、読む人に1から10まで理解してもらう為に(ホントは100理解してもらいたいんですけどソレは無理)
いろいろと話しを盛り上げたり泣く泣く削ったりしたものをお見せしています。
クアエシトールに関してはそれをしていません。
そのため、ページ数の割には重いかもしれません。
まぁ理解してもらうための努力を放棄しているので、ピンと来ない方には軽いと思っています。
それは仕方ない。自分のせいなので。
クアエシトールは、物語が始まる大昔の戦争で多くのものが喪失した世界の物語です。
失われたものは空に大地に海。技術や知識。そして文化。
地上で住めなくなった人々は地下へ逃げ延び、そこでも己が生存するために足掻いています。
そんな狭い世界で、アインスという人間がただひたすら探索をする。
そんな少女が青空への憧憬を抱いてしまった始まりと、憧憬を抱いた結果生まれた甘さが招いた事故が今回描いたお話です。
それでもアインスは青空への憧憬を捨てずに“生きていく”。
”生きていく”のでその道の先での出来事を私は描くのです。
というわけで今後もアインスの物語が出たらお付き合いいただければと思います。
ちなみにですが同じ世界でヒーローが風穴を開けようと活躍した話がMemory of Ancientです。